築35年 老朽化対策

写真中央に1本の白いスジ
写真中央に1本の白いスジ

 35年のローンを完済した時には、要補修な箇所だらけの築35年の元御殿がそこにある訳でして。

 

 年月とは残酷にも、ほぼすべての物質に「風化」と言う現象を与え、ことにそれが人間に与えられた場合はそれを「老化」と呼びます。つらい言葉です。

 

 ある日、何気なく自分の右腕を見てみたならば・・・

「あっ!」  写真参照

 1本の白腕毛。しかも手首地区に居を構えてからだいぶ経っているご様子。最近頭部地区には白い住人をお見かけするようになったのですが、こんな物件にまで進出されているとは。ぼくも晩年のオグリキャップの様になっていくのかな(+o+)

 築35年。

 

 

 「おじいちゃん、お口臭ぁ~い」

  残酷な孫である。

 「おばぁちゃん、ポリ○ント」とにこやかに答えれる程にぼくがこの先、器が広い人間になれれば良いのですがね。どうもそうなれるか自信がないのであります。

 

 「臭い」・・・このフレーズはキツイ。もし面と向かってこれ言われたら半年は立ち直れそうにありません。その昔、仲良くさせていただいていたハリキリガールにそれこそ「アンタ、器が小さいワネ」と罵られた事はあっても、「臭い」の一言の破壊力にはかなうまい。だから、この一言を言われない様に、日頃からかなり気を遣っているつもりだし、もし他の人が臭っても、これ親切と思い、「すみません臭ってますよ」などと間違っても言わない様にしています(苦笑)

 ところがですね、この季節の朝方、枕に敷いたタオルにうつ伏せになって顔を埋めてみればほのかに感じるのです。老朽化の哀愁を。いや哀臭を。

 

 築35年。  こりゃイカン。

 

 ある情報筋によるとですね、汗をかいた時ってのは全然臭わないんだそうで、実は汗をかいてから約5時間後に勝負の時間がやってくるんだとか。かいた汗が雑菌と共に酸化して臭いを放つのに5時間程の時間がかかるってのが理由だそうで。

 要は汗をかいてから5時間以内に雑菌を流してしまえばリセットできて、またそこから5時間の執行猶予がいただけるって意味。なぁるほど。

 夜お風呂に入って、寝ている時に汗をかいてしまうと既に臭いの危険ゾーンに突入しているんだって。だから、臭いの気になる人は朝サッとシャワーで洗い流すのが効果的。5時間は安心。外に出ても細目に身体を拭いたり、着替えたりってのは大事ですな。

 

 臭いだけでなく、身体のいたる所に老朽化が進む訳で。

 筋力もそう。築25年以降は黙っていれば筋力低下が1%/年のペースで進むと言われております。数字にすると恐ろしい事でありますに。

 25歳時の筋力を100とすると、女性ならば、85歳までとして、60年でしょ。だから、85歳の時は25歳の時の40%しか筋力が無くなっているって計算。25歳時に比べて単純に6割も行動する力を無くしてしまうぅ。元々筋力が無くて、運動が苦手って人はどうなっている事だろかな。

 老後の貯金残高と同じで、何もしなければ、25歳の時の筋力の残高を切り崩して生きていくしかない。そこに国や保険は対策を打ってはくれません。自分で「運動」と言う名のアルバイトをやって、「筋力」の報酬を受け、1%減/年に歯止めをかけていかないといけないって事ですね。

 

 築35年の元御殿が、全く補修はいらないって事が無いのと一緒です。

 

 いつまでも新居の気持ちだけは持ち続けてはいるのですが・・・。