5/22にサイクリングロードレース「ツアーオブジャパン」の第3戦南信州ステージを飯田市まで観戦に行って来ました。
自転車ロードレースは一般的になかなか浸透していない感があるのですが、見始めたらこんなに面白いスポーツはないと言う位にハマってしまいました。「ツール・ド・フランス」などの名前っくらいは知っていると言う方も多いのではないでしょうか。この「ツール・ド・フランス」や、「ジロ・デ・イタリア」、「ブエルタ・エスパーニャ」と呼ばれるレースはグランツールと呼ばれ、1日平均200Km前後を3週間に渡ってレースを行うと言うとんでもない事をレーサー達はやっているのです。
チームはレースによって異なるのですが1チーム6~9名によって構成されます。そのメンバーの脚質によって、日々の戦略がことごとく変わっていき、チーム内のエース1人を勝たせる為に他のメンバーは「アシスト」と呼ばれ、風よけや、ペースメーカー、食糧運びなどを行います。まさに女王ハチと働きハチの関係です。
女王ハチは働きハチを発射台にしてゴール前の数百メートルを全力でこぎ、最後に美味しいとこをかっさらい、栄光を掴むのです。
他にも山岳ステージやタイムトライアルと、様々な要素があり、人間の心理戦が繁栄されるおもしろいスポーツなのです。ドーピング問題のダークな面もありますが。
だいぶ本題に入る前に逸れました。でもぜひサイクルロードレース観て下さい。
さて本題です。
ここから先は、自治体の実情等を全く無視した無責任な意見ですので、ご容赦下さい。こうなったらいいなの話で、現実の批判的意見ではありません。
飯田市では毎年この「ツアー・オブ・ジャパン」を誘致されています。費用等での問題で継続に異議もあるようなのですが、ぼくは本当に間近でトップレベルのスポーツを観る事ができてありがたいと思います。飯田市ではもともと自転車競技が盛んです。飯田を拠点とされている福島晋一選手の力も多いにあると思います。
こんな感じで、私の地元の街はと言うと・・・なんだろな・・・。
ってなるんです。
みなさんそれぞれの競技で一生懸命されていらっしゃるんです。けど街全体として、これですって言う色の強さは見当たりません。
どれか一つに力を入れると「えこひいき」になるからでしょうか?仮に一つの競技では無く全体に力を入れるとしても、もっと活気がある地域になれるのになと思います。
私が無責任に観察して感じるのはまずは「施設」が全く足りません。土の広い多目的グラウンドはいくつかあるのですが、「専用グラウンド」が無いのです。
「専用」にしてしまうと確かに他の競技は出来ませんので、もったいないから「多目的」になるんですが、結局「多目的」にすると「多目的」である為に制限がでてしまい、何でも使えるけど、正式な大会ではちょっと・・・と言った中途半端なグラウンドだけが完成します。
練習では土のグラウンドばかりで、大会の試合では芝の上に戸惑ってじゃ何にもなりませんよね。
「専用」を作る事のメリットとして大きいのはトップレベルのチームを招待出来る様になる。もう1つは大きな大会を開いてその種目の全国的な地位を作りやすくなる。ではないでしょうか。やはり地元以外の力を感じないと強くなれません。県外です県外。
普段観る事の出来ないパワーを肌で感じないとダメです。地元で練習して地元のチームだけで大会やってもお山の大将になって外出た途端にボカンです。
菅平高原がラグビーの聖地になったのは、気候と宿泊施設が充実した上にラグビー専用グラウンドを作ったからですよね。ある意味この辺だって、気候も良いし、温泉もある。施設さえしっかりあれば、トップチームの合宿地としては最高なはず。
地元のチビッ子がトップチームの迫力を間近で感じる事ができたらすばらしい事です。僕らが子供の頃、地元でトップレベルのスポーツを間近で見れる機会はほぼ皆無でした。プロ野球を初めて観れたのは小学校6年の時です。圧倒されました。憧れました。ポンセがホームランを打ちました(笑)
有名な選手がここに毎年来ているとか、サインもらったとかここで試合をしたとかって話、皆さん大好きじゃないですかぁ。盛り上がると思うんですけどねぇ。
維持費だって大変な事ですから、難しい事はわかってるんですが、何か方法はないですか?いつか地元から、スター選手が誕生!オリンピック金メダル!盛り上がってみたくないですか?
ただそれだけなのです。
<余談>
地元の少年野球にはこのグラウンドを借さないとかなんて質の低ーい話が回っている間はまだまだなんでしょうねぇ。