野生動物出会い系

 本日はちょっとお休みをいただいて、サイクルロードレースの「ツアー・オブ・ジャパン」の南信州ステージの観戦を予定していたのですが、この悪天候により断念。ネットでの中継の観戦となりました。あー行けばよかった。

 

 趣味の自転車に乗っていると、車では気づかない様々な自然の出来事に遭遇します。

 

 その中で時折、雉(キジ)に遭遇する機会があります。半年間で7、8回程道端でぴょんぴょんしているのを見かけました。ついペダルを止めて眺めてしまいますけど、やはり雉のオスは美しい色合いです。昔からたまーに見かけましたけど、普段どこに隠れているんですかね。

 

 で、その7、8回のうち、半分くらいが、雄雌2羽での遭遇です。

 

 必ずオスが先に歩き、追いかける様に薄茶色のメスがついていく。キジ界では男尊女卑の社会なのでしょうか。でも、ほほえましい光景です。

 

 キジを見てたら、ふと思いました。

 

 「キジのオスメスはどうして出会えるのだろう?」

 

 野山で偶然バッタリとかっても、そうそう雉なんていないぞ。

 臭いかな?鳴き声かな?雉社会の出会い系があるのかな・・・?


 魚でも虫でもそうですけど、なんで同じ種類で出会えるんだ?携帯電話もないし、婚活パーティーもない。海千山千の広大な中で野放し、さぁ仲間に出会いなさい。

 うーむ、たくましい。

 

 子孫を残す本能で意地でも相手を探し出す。

 なんとか候補の子を見つけたら、ここぞとばかりに求愛行動。

 たくましい。

 

 となれば、たくさんの数がウヨウヨし、言語を操り、コミュニケーションツールも発達しているのにも関わらず、「出会いが無いんです・・・」って何のこっちゃね?って感じてきた訳で。

 その場合は本人にも、別に今出会わなくてもいい気分が存在しているんでしょうね。きっと。そうじゃなきゃ、動物の皆様に笑われる。

 それだけ人間は他人に対する感情表現が苦手になったのかと言うことですよね。

 そしたら、人間界でも、求愛の際は、好きな人の前で、こんな踊りを踊りましょう!という求愛ダンスや、この旗を付けている人は恋人募集中!なんて法律を作っちゃえば良いんじゃないですかね。いちいちお互いが勘ぐりあわずに話が早い。

 人口激減、少子化問題の解決法の一つとして、出会いの方法を簡単にする。ふざけ半分で思いついた事でも、ちょっとありかもなんて思ってしまいました。
 ちょうど今の世代の方にマッチングしてませんか?

 

 さびしい話ですが。

 キジのたくましさのお話でした。あはは。